働き盛りの方へ
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40代といえば、働き盛りの時期です。しかし、糖尿病や脂質異常症、痛風などの生活習慣病は40代以降の男性に発症するケースが多くなっています。糟屋郡志免町の森塚内科クリニックでは、働き盛りの方に発症しやすい病気の治療にも対応しています。不規則な生活を送っている方や肥満気味の方、健康診断で異常を指摘された方など、生活習慣病にご不安をお持ちの方は、当院までお気軽にご相談ください。
働き盛りの方へbusy people
生活習慣病は、食事や睡眠、運動、喫煙などの生活習慣が原因となって発症する病気です。生活習慣病を放置すると、動脈硬化が進み、さまざまな合併症を起こす可能性があります。
生活習慣病の兆候が見られたら、早めに医療機関を受診しましょう。
中年男性は要注意!生活習慣病の原因と予防法
生活習慣病の原因は、長年の生活習慣です。具体的には、過食や塩分・油分の多い食生活、運動不足、過度な飲酒、喫煙などが生活習慣病の発症に関係します。生活習慣病は、40代から発症するケースが多くなっているため、働き盛りの男性は、生活習慣の見直しをするなどの注意が必要になります。
生活習慣病の代表的な疾患は、高血圧、糖尿病、脂質異常症です。
高血圧は、塩分の多い食事や過食、ストレス、喫煙、睡眠時無呼吸症候群などが原因で発症します。高血圧を放置すると、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの病気のリスクが高まるため、適切な対処が必要です。また、高血圧の主な原因は塩分の過剰摂取であるため、日常の食事において極力塩分の摂取を抑えるように心がけることも重要になります。
糖尿病は、脂肪の多い食事や過食、運動不足、喫煙などの生活習慣が原因で発症する病気です。また、遺伝的な要因で発症する場合もあります。糖尿病は進行すると、網膜症や神経障害、失明、脳梗塞、心筋梗塞につながる恐れがあります。糖尿病の予防には、過食やアルコールの過剰摂取に気を付け、積極的に体を動かしたり、喫煙を控えたりといった生活習慣の見直しが大切です。
脂質異常症は、中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が基準値よりも高くなったり、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が基準値より低くなったりする状態をいいます。脂質異常症を放っておくと、動脈硬化につながる恐れがあります。中性脂肪やコレステロール値を基準値に抑えるためには、油脂の多い食品や魚卵などの摂取を控え、運動の習慣をつけることが大切です。また、喫煙の見直しや過食にも注意しましょう。
こんな方は受診を
40歳以上で、次のような生活習慣をお持ちの方は受診をおすすめします。
- 夜ご飯は遅い時間にとることが多い
- 夜食や間食を食べることが多い
- 脂っぽい食事や濃い味付けの食事をよく摂る
- 糖分が入ったコーヒーや清涼飲料水をよく飲む
- インスタント食品やファストフードを食べる機会が多い
- 野菜はあまり食べない
- お酒をよく飲む
- 食事を食べすぎてしまう
- 運動する習慣がない
- 睡眠時間が少なく、不規則な生活をしている
- 喫煙の習慣がある
- 健康診断で検査結果の異常を指摘された
- 20歳のころに比べて体重が10kg以上増加している
糖尿病について
糖尿病は、膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンが十分に機能しない、または分泌が少ないために、血液中のブドウ糖が増加してしまう病気です。インスリンには、血液中を流れるブドウ糖を一定の範囲におさめる役割があります。
糖尿病には、大きく分けると1型糖尿病と2型糖尿病に分類できます。1型糖尿病はインスリンがほとんど分泌されないために血糖値が高くなってしまう病気です。1型糖尿病は、若く、痩せている方に多く発症します。
一方、2型糖尿病は、中高年で肥満の方に多く発症する糖尿病です。2型糖尿病は、過食や運動不足、睡眠不足、肥満、喫煙などの生活的要因が大きく関係していると考えられています。2型糖尿病を放置すると、失明にもつながる糖尿病網膜症や透析治療が必要になる糖尿病腎症、手足にしびれなどの感覚異常が現れる糖尿病神経障害が起きる可能性が高くなります。また、動脈硬化によって心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険も高まります。
糖尿病の治療では、適切な薬物療法と生活習慣の見直しによって、血糖値をコントロールすることが大切です。
高尿酸血症(痛風)について
一般的に痛風と呼ばれている高尿酸血症は、尿酸量が基準値よりも高い状態をいいます。高尿酸血症の原因となる尿酸は、プリン体が肝臓で分解される際に生成される物質です。プリン体は、レバーや肉、魚介類、魚卵などの食品に多く含まれており、ビールをはじめとしたアルコールは尿酸の生産量を増やし、排せつを阻害する働きがあります。
尿酸値が高い状態が続くと、尿酸が結晶化して沈着し、激しい関節炎を引き起こします。また、尿酸結石が腎臓に生じると、腎不全となる恐れもあります。
高尿酸血症の治療は、内服薬で血中の尿酸値をコントロールすると同時に食事のバランスに気を付けたり、適度な運動を行ったりなど、生活習慣の見直しが必要です。
自覚症状がなくても早めの対策を行いましょう
生活習慣病は、長年の生活習慣の蓄積で発症する病気です。そのため、初期段階では自覚症状が少ないことも少なくありません。健康診断の検査結果に何らかの異常値があった場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
また、生活習慣病は、塩分や脂肪分の摂りすぎに気を付け、過度なアルコールの摂取を控えたり、運動をしたり、規則正しい生活を送ることで予防できる可能性や、改善できる可能性があります。
自覚症状がない場合も早めの対策が必要です。糟屋郡志免町の森塚内科クリニックでは、生活習慣病の治療として薬物療法や生活習慣の指導などを行っています。気になる部分がある方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。